代理店募集レプレ運営事務局の矢次です。本日は「マイナス要素になるかもしれないコスト削減」というお話です。良かれと思ってやったことでも、実はマイナス要素のほうが大きく、やらないほうがよかったのではないかと思うようなこともあります。
※こちらは代理店募集レプレ事務局の参考記事です。弊社が当記事の内容を保証するものではありません。
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マイナス要素になるかもしれないコスト削減5つ
コスト削減というと良いところばかりに目がいきがちですが、見えないところでのマイナス要素は、意外に大きなダメージとなって返ってくることもあります。
1、自宅で開業
自宅で開業するということは、コスト削減やその他のメリットがたくさんで良いことだらけのように思われがちです。しかしどのようなことにも必ず反面があるものです。決してメリットばかりではありません。たとえば自宅開業は、信用面で大小ありますがマイナスに働く可能性はあります。仮にそれが理由で仕事が減ってしまうようでは本末転倒です。
また自宅であるがゆえ、メリハリをつけないといくらでも怠けることができてしまいます。自宅開業でコストを削減したつもりでも、実は総合的にみるとマイナスになっているかもしれません。自宅開業するなら、自己管理を徹底して行い、なぜ自宅開業なのかという目的をしっかり持ってやることが重要になります。
2、固定電話を設置しない
何か高いものを買おうとしたときに、その会社は固定電話がなく、携帯番号のみだと不安になるかもしれません。自宅に固定電話を設置しない人はかなり増えていますが、事業としてやる場合は、固定電話がないときちんとした会社なのだろうかと見られてしまうかもしれません。この数千円のコストを削減してしまうとそれ以上のマイナスを受ける可能性があります。
3、FAXを設置しない
こちらは固定電話を設置しない場合と同じようなもので、FAXはいまだ有効な通信手段であり、企業によっては日々の取引をメールではなくFAXを中心に行なっている会社もたくさんあります。メインで使っている企業がある以上、このコストは必要経費で考えるほうがいいかもしれません。最近はインターネットを使ったネットFAXなどもありますので用意したほうが無難かもしれません。
4、社員を雇わない
社員を雇うことで毎月の給料や交通費、社会保険などコスト増が目に見えているため「雇わない」という選択肢はありだと思います。小さく始めるつもりなら創業期はなおさらです。ただし、社員を雇わないということは、外注を使わない限り基本的にはすべてを一人でこなすことになります。
一人でできることは意外に限られていて、外注を使ったとしてもインハウス(自社の社員)よりも意思疎通がしにくく、そこにかかる説明の労力やデータのやり取りなど、それらの手間をコストと換算すると果たしてどちらが良いのか悩むところです。
外注では社員ほどの距離の近さはなく、成功したときの感動が薄かったり、失敗したときに支えあうということも基本ありません。事業に対する思いが違うということは先を見ればマイナス要素になるのかもしれません。
5、社員の給料を下げる
人件費は大きなコストと言われており、業績が悪化したときに案のひとつとして出てくるのがリストラや人件費の削減です。給料を下げるという行為は、直接的にコスト削減が目に見えてわかりやすく直接的な効果は高いものと言えます。
ただし給料を下げられた側としてはどうでしょうか。どのように感じるかまでしっかりと考える必要があります。月1万円の給料を削減をしたばかりに、士気が下がってしまい、結果として活動に勢いがなくなり売上減ということもありえます。逆に1万円給料を増やした場合はどうでしょう。その場合は大きな売上増につながることもあります。
会社は人で成り立っているということを忘れてしまい、安易に給料の削減を行なってしまうとその瞬間から信頼関係は薄れてしまいます。それに気付いて給料を元に戻したとしても、失った信頼関係までは元に戻すことはできないかもしれません。これはお金以上のマイナスになります。
最後にもう一つ、キャパ以上の仕事を受ける
人にはそれぞれキャパシティが存在し、時にはそのキャパシティを超えて仕事を受注してしまうこともあります。それは勢いに乗っているときや仕事がいつなくなるかわからないからという様々な理由からです。
小さな会社やフリーランスの立場からいうと目先の売上は大事です。しかしキャパを超える仕事をうけるということは「最悪の場合、信用を無くしてもしょうがない」と言っているのと同じことになります。あきらかにキャパオーバーにも関わらず、何とかしてやっつけるような成果物はたいてい中途半端なものが多くなります。
これも瞬間の売上を伸ばして信頼をなくすというマイナスなことですよね。目に見えるものだけを追いかけると大切なものを見失ってしまいます。キャパオーバーで走るのも慎重にやる必要があります。皆様のご参考になれば幸いです。