代理店募集レプレの矢次です。今回は「代理店やFCに加盟する際の確認事項」です。代理店やFCになる前にしっかりと確認できるよう、初めての方向けに、基本項目を用いながらひとつずつご説明していきたいと思います。
※こちらは代理店募集レプレ事務局の参考記事です。弊社が当記事の内容を保証するものではありません。
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代理店やFCを募集している企業に加盟する際の確認事項
- ビジネスの概要とビジネスモデル
- 募集しているエリア
- 募集している対象者
- 初期費用
- 加盟金
- ロイヤリティ等の月額費
- サポート内容
- 手数料に関する条件
- ターゲットとなる層や顧客の特徴
- マーケット(市場)
- 強み(ビジネスそのものと本部)
- 収益モデル(成功事例等)
1、ビジネスの概要とビジネスモデル
どういうビジネスなのかという概要は、まず全体を俯瞰する上でとても重要なことです。いわゆるそのビジネスをとりまく背景などですね。また代理店やフランチャイズを募集している経緯、事業の展開方法、ビジネスモデルなどの概要も含まれます。
この「ビジネス概要」を知ることは、これまでの自分の経験などと重ねたりして、自身が事業を展開するイメージをより明確にするのに役立ちます。
2、募集しているエリア
どのエリアで募集しているのかですね。フランチャイズ(FC)や代理店募集本部によっては、市場確保(加盟店の利益確保)のために、各都道府県に●●社、人口20万人対し●●社など、エリアや募集数を限定しているところもあります。リアルタイムで動いているため、もしも自分が気になる案件がこのような条件の場合は、早めに問い合わせる必要があります。
3、募集している対象者
大きく分けると「法人か個人か」ですね。個人で確認したいのが、個人事業主とフリーランスの例。個人と個人事業主、フリーランスは似たような意味合いで使われることも多いのですが(厳密には全く別の形態)、募集企業によっては個人事業主とフリーランスに「個人」が含まれたり、含まれなかったり色々なパターンがあります。
どちらかといえばここで言う「個人」は会社員の副業というイメージで使っている企業が多いように思いますが、先ほど申し上げたとおり企業によって使い方は様々です。
このあたりはやや表現があいまいなので、気になったらフランチャイズ(FC)や代理店募集本部へ直接問い合わせてみましょう。時間をかけてじっくり検討したあとに、個人事業主はOKだけど個人はNGでした、なんて言われたらがっかりですよね。
4、初期費用
加盟金やその他の備品や什器、オフィスやシステムなど事業を始めるのに必要なものを総じて初期費用とくくることがあります。ひっくるめて初期費用●●円となっている場合は、内訳を確認するようにしましょう。物販などの商材の場合は、初期費用と記載されていても、実際には商品の仕入れ代がほとんどで、自宅で開業できるため賃料などの固定費が不要という場合もあります。また初期費用は無料でもその他の費用がかかるなどの場合がありますのでこの点も注意が必要です。遠慮せず確認するようにしましょう。
5、加盟金
主にはフランチャイズ(FC)で必要となるものですが、内容としては「ブランドやシステム使用料」、「ノウハウ提供料」のようなものです。正式に加盟することで、フランチャイズ(FC)募集本部のノウハウを習得することができ、同システムを導入し仕入れなどの流通網など同じ仕組みを利用することでサポートが受けやすくなり、結果として事業を軌道にのせていきやすくなります。
同じく、代理店募集でもノウハウを提供する場合やブランド、システムなどを使用する必要がある場合は、加盟費用がかかることがあります。
6、ロイヤリティ等の月額費
こちらもフランチャイズ(FC)でよく聞く内容のものです。毎月固定で●●万円や、売上の額に応じて●●%など募集内容により様々です。システムの使用料やツール等のアカウント代などもこの中に含まれる場合があります。そのほか代理店募集の場合もサポート費用などの月額費用が必要だったりすることがあります。
7、サポート内容
代理店やフランチャイズになることで、どのようなサポートを受けられるのかをしっかりと確認しておきましょう。例えばエリアなどを例あげると、全国で募集している営業案件で本部は東京、他に支店はないという場合はどのようなサポート体制になるのか、仮に営業同行をしてもらう場合など、どのような体制になるのかなどですね。
全国に協力店や提携店があるという募集本部もありますので、気になることは検討初期段階で早めに確認して解決するようにしましょう。
8、手数料に関する条件
手数料条件は、商材やサービスにより様々なパターンが存在します。通信商材を例にあげると、まったく同じブランド商材でも手数料条件が違うことは普通にあります。ただしこれは全案件に言えることですが、一概に「手数料が高いほうが良い」と言い切れるものでもなく、仮にAB間で3,000円/件の差があったとしても、サポート内容にそれ以上の価値があればAかBの検討の余地が出てきます。
また自身の稼動エリアがG県で、同内容の商材サービスをG県とO県で募集している企業があったら、普通なら直感的にG県を選びたくなりますよね。でもG県の会社はサポートは全くなし、O県の会社は全力サポートします、という内容だったらどうでしょうか。手数料単価なども含めて総合的に考える必要が出てきます。
9、ターゲットとなる層や顧客の特徴
どのような層に提供する商材なのか、どのような層に支持されるサービスなのか。市場とも大きく関係してきます。ターゲットは広いにこしたことはありませんが、一部のコアなファンに向けた商材サービスは、向かう方向が明確なため、エリアによっては事業計画を立てやすいなどのメリットがあります。
10、マーケット(市場)
その商材やサービスそのものの市場です。どのくらい必要としている人がいて、そのうちどのくらいの人が既に持っているのか(満足しているのか)。目新しい商材やサービスは活気がありブルーオーシャンと言われることありますが、ニーズがなければそれはブルーであったとしても「市場が狭い商材サービス」ということになります。
ただし市場がどうかだけにこだわりすぎてもあまり意味はありません。なぜなら世の中のほとんどのビジネスはレッドオーシャンだからです。
レッドオーシャンのど真ん中にある商材やサービスをひっぱり上げて、何らかの味付けをしたり、交ぜ合わせたりしてカタチを変えているものがほとんどであるということは理解しておきましょう。その上で市場の将来性や技術、ノウハウを手に入れるメリットなどを総合的に俯瞰すると良いでしょう。
11、強み(ビジネスそのものと本部)
その商材やサービスとしてのビジネスそのものの強みと、本部が持っているノウハウなどの強みの両方を確認しましょう。商材サービスは普通だが募集本部が強いから成り立っているモデルもたくさんあります。またその逆もしかりです。強い商材やサービスで、ノウハウや戦略に長けた強い本部なら安心です。
12、収益モデル(成功事例等)
収益のイメージと実際の事例は、ビジネスを判断する上でとても重要なポイントになります。成功事例だけでなく失敗事例にもとても大きな価値があります。「成功は体験でしか身に得ることができませんが、失敗は見たり聞いたりで予備知識として蓄え学び実践できるもの」と弊社は考えています。
フランチャイズ(FC)や代理店募集本部によって事例やノウハウの公開基準は異なります。過去の成功事例、特に失敗事例の具体例はネット上で公開されていないものがほとんどです。興味が湧いたら「説明会」で話を聞いてみることをおすすめします。
説明会の場合、本部から遠方の人は参加が難しくなりますが、もしも自身のエリアで説明会が開催されていない場合でも、問い合わせてみたら案外「ちょうど来週そちら方面に行きます」など、良いタイミングにのれることもあります。これもひとつの縁と言えるでしょう。最近ではインターネットを活用したスマホで参加できるオンライン会議システムなどで説明会や打合せをする企業も増えています。
また積極的にアプローチすることで本部からもやる気があると判断され、通常よりもよいサポートが受けられるかもしれません。人間同士のビジネスというとそういうものですよね。
まとめ
いかがでしょうか。代理店やフランチャイズ(FC)募集企業に加盟する際に確認しておきたいことを12項目にわけてお話させて頂きました。商材やサービスを探す際には遠慮せずに、聞きにくいことも積極的に聞いていきましょう。皆様のビジネス探しのご参考になれば幸いです。